29歳でガンになって神様に子宮返したった!

子宮失っても楽しく生きようゼ

【ステージ確定】治療方針と今後について

 

2011年6月14日

 

乳腺外科騒動が終わったあと、本題に入った。

 

そうそう、今日は本当はガンの進行と治療方針についての話を聞きに来たんだった(笑)

 

先週受けた、内診・生検・コルポスコープ・細胞診・PET CT検査・MRIこれら全ての検査結果から現在のガンのステージと治療方針が決まる。

 

現状、私の場合は

 

子宮頸癌1BⅡ期。

他転移はなし。

 

ということでした。

 

ガンのステージが5まであるのは、どのガンでもよく見聞きしていた。

 

ステージが上がるごとに助かる見込みがないというイメージだった中、自分は1BⅡ期ってことは1だよね?じゃぁ大丈夫じゃね??って甘い考えだったんですよね、治療方針聞くまでは。

 

 

なーんだ、やっぱり大したことないやん!

 

 

ってあのとき一瞬でも頭に浮かんだ自分がバカすぎる。

 

 

先生は、丁寧に紙にイラストを書きながら私に治療方針を説明してくれた。

 

まず、子宮は全摘するのがこのステージの標準治療だと言った。

 

 

・・・お?子宮、全摘?

 

え、1Bって軽いんじゃないの?

 

と思いながら話を聞いた。

 

 

子宮広汎全摘術という手術で、子宮丸ごとと、腟の一部と、子宮周りの組織や骨盤内のリンパを取りますよと言う説明をしてくれた。

 

 

手術での治療は3通りあって、

 

・子宮頸部円錐切除術
子宮頸部を『円錐型』に切り取る


・単純子宮全摘術
子宮単体を摘出


・広汎子宮全摘術
子宮本体と、膣の一部、周囲の組織、骨盤壁の近くまで広く切除して骨盤内のリンパ節も摘出

 

この3つがあるようです。
ステージによって標準治療内容が変わり、私の場合は子宮広汎全摘術が選択された。

 


この時はあまりピンとこなかったが、子宮を失うということは当然将来妊娠出産する機会が完全になくなるという説明も受けた。


妊孕性(にんようせい)と言うらしい。


丁度私は、29歳。これまで未婚の未出産であった。
妊孕性の可能性が完全になくなると説明するときは、さすがの先生も、少し申し訳なさそうに話しているように思えた。


しかし。それらを失ってでも、あなたの命を最優先してこの治療を提案します。とハッキリ言われた。

 


その言葉に私の気持ちも定まった。


セカンドオピニオンも勧められたが、まっすぐに私の命を救うことを最優先に考えた先生に全てを託そうと決め、手術に同意した。


私はまだ若かったので、卵巣については手術で実物を見て取るか取らないかを決めることに。

 


もう、ここまできたら怖さは消えていた。


ガンと分かるまでの方が精神衛生上良くなかっだと思う(笑)


次は両親同伴で手術説明をしますということで、この日は終わった。

 

 

 


この時期は毎週のように病院に行った。


そんな記憶しかない2021年6月。


~つづく~